おかげさまで「うまいもんドットコム」が開業20周年を迎えました。

萩原章史 男の料理

あっという間の20年

うまいもんドットコムを開業して丸20年
当時の私は40歳。現在は還暦まで残すところ半年。
長年のご愛顧に最大限の感謝の気持ちを込めて、様々なご案内をさせて頂きます。
どうぞ、お楽しみ下さい!

当社の社名「食文化」は、当社にとっての食とは何ぞやの定義と創業理念を表しています。

日本人の食は、全国各地の歴史・宗教・自然環境・外国からの渡来物等、様々な要素が結合したり分離したりを繰り返し、単に腹を膨らませる食から、文化と呼ぶに相応しい高いレベルにまで進化し、その進化は現在も進行形です。

ところが、日本の食文化は、伝統文化を軽んじる戦後の風潮に続く、地方の疲弊(特に高齢化と人口減少)に伴い、全国各地で衰退しています。
つまり、日本の食文化の担い手である、地方の日本人そのものが減り続けています。

戦後、食の欧米化による生活習慣病の国民病化、加工食品と食品添加物を多用する食による免疫力の低下や食物アレルギーなど、明確な因果関係は別にして、戦後の日本人が失った習慣(伝統的な食文化)の代償は大きいです。
今こそ、日本列島で動物として生き続けてきた日本人を見つめ直し、日本人の食の原点に立ち返るのが必要と考えます。

一方で、新型コロナが収まったら訪ねたい国の第1位になる程、日本は外国人から高い評価を得ています。
治安の良さや、清潔な環境、豊かな自然と並び、日本へ行きたい理由に日本の食があげられるほど、日本の食は外国人に愛されています。
社会も経済も疲弊し続ける地方を元気にするには、地方の食文化や地方の食材は非常に重要な資源です。
生産者がいなくなれば、元気にするための再生可能燃料そのものが消えることになりかねないです。

季節季節の旬の食材と行事を彩る食文化を持続可能に!

一年365日の旬の食材を食べることは、一年でバランスが取れた食生活をすることにもなります。
ハレの食はまさにエンターテイメントの主役であり、人々の幸せに直結する大切なものです。
そういう日本人ならではの食文化を守り育てるために、生産者と消費者を繋ぐのが当社の役割です。
繋ぐことは価値を伝えること。様々な価値観を言語化し、画像や映像も使い伝えることで、買う側が価値を理解し、『価値に対価を払う=生産が持続可能になる』が実現できます。
現実には、人口が増え続ける首都圏(特に東京)が、人口が減り続ける地方の食の価値を買わない限り、持続可能性は実現しないです。

そのために、産地と商品をプロデュースし、価値を伝えるコンテンツを生み出し、生産現場の価値を消費者の食卓の価値として実現するための物流ソリューションも常に改善し、複雑なEC現場をマネージメントする最新のIT技術も駆使し、高い生産性を実現して、初めてビジネスとして持続可能となります。

実際に消費者が最高の状態で食べてこそ、産地の価値が実現できます。
食べて感動して、リピーター化して、価値の再現性が担保されます。
食べて元気になる!元気で長生きで、働き続けられる地方と都会の日本人

そんな日本人がたくさんいる日本の実現こそ、当社のミッションでありビジョンでもあります。

「うまいもんドットコム開業20周年特設ページ」の詳細はこちら

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