| 甘さと柔らかさを求める続ける日本のトウモロコシに喝！ 大きくて、粒がしっかりしていて、皮が厚く、指で粒が取れ、 焼きトウモロコシもできる、俺たち昭和世代が食べたいトウモロコシ。 売っていないなら、作ってしまえ！ 1990年代に流行ったキャンベラ種を群馬の山間部で栽培！ 来年は甲州とうもろこし、札幌黄八行とうもろこしにも挑戦の予定。 先ずは20年以上前に流行した品種で、昭和のトウモロコシ体験を再現！ |
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| 日本へのトウモロコシ伝来と生食の歴史 天正年間（1580年頃）、ポルトガル人によって長崎にもたらされたと伝えられるトウモロコシ。江戸中期以降、稲作が出来ない中山間部を中心に栽培が広がり、日本各地の食文化にも顔を出すようになります。不思議な事に、江戸時代は食用以外に、トウモロコシは雷よけのおまじないに使われていました。当時の人々は稲光や雷鳴を感じると、トウモロコシの葉に火をつけて、落雷から逃れようとしたそうです。明治になり、内務省が世界中の農産物導入を進める中で、トウモロコシも多くの品種が導入されました。さらに、北海道開拓使も米国からフリント種とデント種を中心に数多くの品種を導入し、時間を掛けて、日本各地の気候に適合した品種が選抜され、トウモロコシは全国に広がりました。第二次大戦後、米国インディアナ州農業試験場で開発されたゴールデンクロスバンタムが導入されると、缶詰加工用と生食用品種が全国に普及し、更に倒れにくい品種として、メロディスイート、スイートメモリーなどの品種が国内でも開発されました。転換期はイリノイ大学で開発されたスーパースイート品種の導入で、日本は世界に先駆けて1970年代から、甘い生食用のトウモロコシ品種が爆発的に広がることになります。 |
| sh2遺伝子は高含量の糖を蓄積できるという特徴があり、su遺伝子だけの普通甘味種に比べて、糖含有量が約50%アップします。sh2遺伝子は高含量の糖を蓄積できるという特徴があり、su遺伝子だけの普通甘味種に比べて、糖含有量が約50%アップします。更に改良が進み、スイートブリッド種（スィートアイス）は上の３種を合成したタイプ（su遺伝子にse遺伝子sh2遺伝子が合成されているタイプ）は、収穫した穂の44%の粒が高糖度となり、56%の粒がクリーミーな風味の水溶性多糖類を含有する粒になるそうです。つまり、甘いだけでなく、クリーミーな例の食味がこの品種で実現しました。 一時代を作ったスーパースイート種（ピーターコーンなど）は、甘さを決定づけるsh2遺伝子だけをもつ品種で、それまで人気だった、生食用タイプの中核普通甘味種より約２倍の甘味があり、甘さはショ糖が中心で果糖は僅かです。次に登場する改良型スーパースイート種（キャンベラ９０など）は、スーパースイート種にsu遺伝子が組み合わされたもので、普通甘味種より125%、スーパースイート種より25%も甘味が強く、甘みの種類はショ糖が中心で果糖は僅かです。ウルトラスーパースイート種（味来３９０など）は改良型スーパースイート種に、更にsu遺伝子が追加した品種で、普通甘味種より150%、スーパースイート種より50%甘味が強くなりました。 |
| 昭和世代の俺たちは求めているトウモロコシはこんなんじゃない！ 最近のトウモロコシ品種の多くはウルトラスーパースイート系統になってしまいました。お菓子のように甘くて軟弱で、咀嚼力なんて殆ど必要ないようなトウモロコシです。 昔のように、ずっしり重くて、粒は固め、指で粒が取れるトウモロコシが食べたい！テキ屋のように醤油を刷毛で塗って、焼きトウモロコシで食べたい！トウモロコシをつまみにビールが飲みたい！ でも、売っていないから昔のような体験はできない・・どこかで手に入らないかな・・そこで、抑圧された俺たちのトウモロコシ願望をかなえる為に、群馬県の昭和村の産直ファームに特別にお願いして、２０年前の品種を作っています。 |
| トウモロコシは近くに違う品種があると交雑しやすく、交雑した種は品質が変わってしまう（キセニア）為、近くに一般的な品種があると、粒の中に違う味のものが混じる危険性があります。トウモロコシのひげはめしべで、一個一個の種（粒）と繋がっています。つまり、ひげに違う品種のトウモロコシの花粉が着けば、その粒は違う品質になってしまいます。 今回は特別にキャンベラという品種の栽培をお願いしたのですが、他の品種と混じらないように、利根川を隔てた昭和村の対岸の沼田に、小さなトウモロコシ畑を作ってもらいました。生産者は昭和村ですが、畑は沼田になりますが、交雑回避が目的です。 子供の頃、先ず一列の粒を全部取ってから、指でトウモロコシの粒を一気に取って、口一杯にトウモロコシを入れ、もちもちを堪能しました。 少しの破片も残さないで、トウモロコシを芯だけにした時の達成感は忘れられません。男だったら皆さん経験あると思います。 昔のトウモロコシは歯の間に引っかかりますが、粒の皮がしっかりしていたので、焼いても大丈夫でした。最近の品種では、焼いたら、皮がはぜてしまうので、焼いて醤油を塗る食べ方にはむきません。また、でんぷん質が非常に少なくなっているので、もちもちした食感と味も弱いので、醤油との相性も悪いです。 |
| 俺たち昭和の男は醤油味のトウモロコシをテキ屋で買った世代です。家でも焼きトウモロコシは定番でした。あの焦げた香ばしい匂いは日本人のDNAに響くものです。 懐かしく、また食べてみたいと思う、舌と歯と手の平に刻まれた記憶でもあります。 あの記憶を蘇らせるトウモロコシを、今の時代に復活させる取組みが始まりました。 大の大人の男が甘いだけのトウモロコシなんて食べていられるか！そう思う男性はたくさんいると思います。私だけではないはずです。 ㈱食文化 代表 萩原章史 |
商品説明
最近、主力品種として多く出回っている、甘くて皮が薄いシャキシャキとしたトウモロコシもいいですが、昭和世代の記憶に深く刻まれているのは、大きくて皮が厚く、しっかりした粒を指で取るようなトウモロコシです。
しかし、時代の流れからあの懐かしいトウモロコシはほろんど作られなくなり、手に入れようと思っても売っているところは無いに等しい幻の品種となってしまいました。
「またあの懐かしいトウモロコシが食べたい！」
「小さくて皮が薄いトウモロコシでは物足りない！」
「昔のように刷毛で醤油を塗って焼きトウモロコシを楽しみたい！」
そんな方のために、群馬県昭和村の産直ファームにお願いして、今ではほとんど作られなくなった20年前の品種「キャンベラ」を特別に作ってもらいました。
梅雨が明けて夏本番を迎えるこれからは、アウトドアで楽しむのおすすめです。
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| 保存方法 | 冷蔵 |
| 販売情報 | 販売終了 |
群馬県昭和村とは
群馬県はトウモロコシの生産量において、北海道・千葉・茨城に次いで第4位。なかでも昭和村は、群馬県を代表するトウモロコシの産地です。毎年7月には道の駅でトウモロコシ祭りを開催し村興しをしています。
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そのため、一般店頭には並ばない希少種やプロを唸らせる魅力ある食を、皆様にご紹介することが可能です。
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