商品説明
日本三大珍味として古くから酒の肴に、茶懐石にと、食通の下を喜ばせてきた珍味、からすみ。
長崎俵物(たわらもの)の歴史は古く、十七世紀末の元禄時代にさかのぼります。その頃の長崎港は国内外の貿易・物流拠点として栄え、“俵”に詰めて出荷された海産物は「長崎俵物」と称され、好評を博しました。なかでも干しアワビやナマコ、フカヒレは「俵物三品」として特に珍重されました。
日本屈指の名産地である長崎産のからすみは、十月下旬から十一月下旬にかけて、産卵のために長崎県野母崎沖に訪れるボラのメスの卵巣から作られます。
藤井からすみ店のからすみは、西彼杵半島の漁師から仕入れた大きなボラを使用。長崎産塩を素材に合わせてブレンドし、塩漬けしています。「他にはない厚み」のため乾燥が難しく、芯が固まるまでに3〜6週間も乾燥させます。
手間暇かけて作られるからすみはチーズのように濃厚な味わい、明太子やキャビアともまた違うコクと旨みがあとを引く美味しさです。薄くスライスしたものをそのまま食べるのが一般的ですが、表面を軽く炙ると風味、香りが一層引き立ちます。カナッペにしたり、パスタなどのトッピングにするのもおすすめです。
遙かエジプト・ギリシャからシルクロードを通じて伝わり、今では日本の伝統食材の一つに。
藤井からすみ店が手塩にかけ作り上げたからすみの美味しさを、この機会にぜひ味わってみてください。
■今が旬!うまいもん厳選の新商品はコチラ
関連
ページ
ご注文前に必ずお読み下さい
店舗からのお知らせ(豊洲市場ドットコム)
- ※ギフト包装や紙袋等のご用意はできかねます。
※入荷状況によって、お届けが遅れる場合がございます。
※転売目的での購入はお断りいたします。
- ※商品画像はイメージです。
- ●『佐川急便』で発送します。
この商品へのお問い合わせはこちらから
賞味期限 | パッケージに記載。目安として3か月 |
---|---|
保存方法 | 冷蔵 |
販売情報 | 販売期間:'19/12/13 00:00 ~ '19/12/16 09:00 販売終了 |
【からすみの歴史・由来について】
シルクロードを通じて伝わった日本の伝統食材=からすみ
三大珍味の一つとされるからすみは、その形が唐(中国)の墨に似ていることから名付けられた(唐墨)と言われています。日本にはギリシャ・エジプトからシルクロードを経由して中国から承応年間(1650年代)に伝来したとされています。当時は多くの大陸、外国文化の窓口は長崎でした。
からすみの原材料はボラの卵巣です。ボラは普段は河口部などの沿岸に生息していますが、秋の産卵期には南の海へ大回遊します。長崎は卵を持ったボラが回遊するルートにあたり、10月上旬から11月下旬にかけてたくさん獲れます。
伝来した当初、からすみはボラではなくサワラの卵巣が使われていました。
しかし、ボラの卵巣を使ったものが評判となり、江戸時代には「天下三昧」と讃えられ、宮中や幕府に献上されるようになりました。
使われる原材料は、70〜80センチに成長した天然の沖ボラの卵巣と長崎崎戸の塩(海水)だけといたってシンプル。しかしその製造には、塩漬け〜塩抜き〜乾燥・熟成に1〜2ヶ月の期間と職人の手間暇を要します。特に重要なのは塩抜き後の乾燥・熟成で、5〜30度と温度を変化させながら約40日間かけて仕上げます。この間、職人がからすみの状態を見ながら、微妙な匙加減で温度管理を行い仕上げていきます。
この商品の取扱い店舗
- 豊洲市場ドットコムこの店舗の商品一覧
-
お取り寄せサイト「うまいもんドットコム」の姉妹サイト「豊洲市場ドットコム」は、 2004年から「築地市場ドットコム」として運営をスタートしました。
(2018年10月の豊洲移転にともない、サイト名称を変更)
わたしたちは買参人の資格を取得し、市場の卸や仲卸と一心同体で動くことで、産地情報や商品情報をいち早く入手してきました。
そのため、一般店頭には並ばない希少種やプロを唸らせる魅力ある食を、皆様にご紹介することが可能です。
最高の鮮度・味の良さ・低価格・安定供給・多品種セットなど、豊洲ならではの商品企画を実現します。