芙蓉酒造

上州富岡から内山峠を越えて佐久平に入る道は、古くから養蚕製紙で栄えた両地域を結ぶ富岡街道で、いわばシルクロードです。今は254号線として東京より川越を経て、最短距離で佐久へ入る道です。コスモス街道として有名で、9㎞に及ぶ沿道に咲くコスモスは大変見事なものです。その沿線の平賀に、街道最初の造酒屋である芙蓉酒造があります。芙蓉酒蔵は、明治20年に「依田酒蔵店」として創業、昭和30年「銀蛍酒蔵(株)」を設立、そして、昭和35年に「芙蓉酒蔵(協)」を設立して今に至ります。酒銘は「金宝芙蓉」。銘々の由来は「古来中国では最も美しく高い山を芙蓉峰、美しい湖を芙蓉湖、最高の部屋を芙蓉の間と呼び、芙蓉は最高の同意語として用いられています。それで酒質が最高のものであることを念じて命名した」とのこと。千曲川の伏流水、磨きぬかれた豊富な酒造米。酒造造りに欠かせない条件を余すことなくそなえた自然環境で、伝統的技術をもって醸されています。

創業年:1887
代表者:依田 方伯

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