EVENT REPORT

杉並こども食堂ネットワークに
給食未利用食材を寄付しました!

《2020.10.20 @杉並こども食堂ネットワーク》

うまいもんドットコム豊洲市場ドットコム等、こだわり食品のインターネット販売を主としてビジネスを展開する株式会社 食文化(東京都中央区、代表 萩原章史)は、「食べて応援!学校給食キャンペーン」で扱った食材の余剰分を杉並こども食堂ネットワークに寄付しました。

  • 文章:山城亜紀
  • フォトグラファー:八木澤芳彦

給食未利用食材をこども食堂に寄付

小中学校の一斉休校に伴い休止した給食。その未利用食材を杉並こども食堂ネットワーク運営事務局に寄付しました。また、10/20にはフードパントリーでの食材配布、10/28にはこども食堂でのお弁当配布を取材してきましたのでその様子をレポートします。

給食未利用食材を世の中のために使ってもらいたい!

「食べて応援!学校給食キャンペーン」の第1弾は今年の5月上旬に予定販売数に達したため終了となったのですが、実は、社内には、まだその時の在庫がたくさんあります。
単純に売れ残ったもの、出荷前にキャンセルになったもの、配送事故等で再送し端数となったもの・・・。その行き場を失ってしまった給食商材を、賞味期限が切れる前に、なんとかして世のために活用したいと思い、こども食堂へ寄付させていただきました。

今回寄付したのは杉並こども食堂ネットワーク運営事務局である社会福祉法人 杉並区社会福祉協議会様です。杉並区のこども食堂の取りまとめをされています。

10/20には、目録進呈を行い杉並社会福祉協議会 会長 髙 武征様から感謝状をいただきました。
お贈りした食材は巨大な袋入り春雨、巨大ミカン缶詰、フルーツポンチ、きくらげ、カレールーハヤシライスルー、パスタ、調味料、乾燥シイタケなどの常温品総額約100万円分。ここから、杉並区内の25件のこども食堂に配布してくださるとのことです。

家庭で使うには分量が多く取り扱いが難しい商材も、こども食堂なら一気に使い切れるので使い勝手もよさそうです。

フードパントリーでの食材配布には気遣いがたくさん

10/21にはこどもコワーキングbabyCo様でフードパントリーが行われました。フードパントリーとは生活困窮者やひとり親家庭など、何らかの理由で十分な食事を取ることができない状況の人達に食材を無料で提供する支援活動のことです。

食文化から今回ご提供させていただいたのは、鳥豚バーグ、さつま揚げ、ぶりの照り焼き、などの冷凍品。
これを一家庭ごとにジップロックに小分けにして配布します。他にも、缶詰やお米、レトルトカレー、離乳食、パックのジュース、野菜など段ボールいっぱいの食材。ほとんどが寄付品で、野菜は参加者からのリクエストが多く、喜んでもらうために近くの青果店で購入されていているそうです。また、子供の年齢にあわせて、商品を分別するきめ細やかさもありました。

babyCo様では、新型コロナウィルスの対策として、時間を何回かに分け、1度に5人、密にならないよう工夫しつつ、計20組の方に食材の配布を行っています。代表の曽山さん曰く、フードパントリーといった取り組みがあること、そして、そういう取り組みを必要としている人たちがたくさんいることをもっと世の中に知ってもらい、との思いで、運営しているとのことでした。

地域の子供たちを支援、こども食堂でのお弁当配布

10/28には特定非営利活動法人こどもプロジェクト リベルタこども食堂様でお弁当配布がありました。
リベルタこども食堂様は、もともと東日本大震災で被災した子どもたちを支援するために福島から避難されている方が集まる場所として活動を始め、その後、今のようなこども食堂という形になったそうです。新型コロナウィルスが流行するまでは、店内で食事をするスタイルだったのですが、現在は密を避けるため、月2回、お弁当の配布という形に変わっています。

この日のメニューは
・ごはん
・鰆の中華風あんかけ
・自家製焼売
・エビフライ
・ウインナー
・わらび餅

このうち、鰆とエビフライとわらび餅は食文化が提供させていただきました。
配布するお弁当の数は70個、ご飯の量にして36合、これを代表の福田さんをはじめボランティアスタッフさんたちがテキパキかつ丁寧に仕上げていました。

配布時間の17時半になるとお店の外は行列ができていました。スタッフの皆様は、お弁当を取りに来られる方1人1人とコミュニケーションを取って手渡しされておりました。お弁当がほしいというだけでなく、こういう温かさに触れたいと、毎回来られる方もいるのでしょう。

食で応援したい、子供たちの未来

フードパントリーやこども食堂と聞くとひとり親や貧困層への支援というイメージでしたが、今回訪問してみて、育児に困っていたり、ちょっとした息抜きがしたかったり、地域とつながっていたかったり、単なる食事の提供や物資の配布以上の役割を担っているということを感じました。
困っている人を助ける、助けられた人がその後、もっと困っている人を助ける、そうやって循環していくことで幸せな家庭が増えていくのだと思います。こういう場所がもっと増えるといいですし、そういった取り組みを今後も応援していきたいと思いました。

食文化のミッションの一つに【日本の食卓を楽しく豊かにすることで、幸せな家庭を増やします】というものがあります。
これらの取り組みを通し、これからも、「食」で地域や人を幸せにしたい、と改めて思いました。

目録進呈

今回の学校給食食材寄付に際し、杉並社協に対して目録進呈が行われました。

開催日時
2020年10月20日(火)15:00~

開催場所
杉並社会福祉協議会(杉並区天沼 3-19-16 ウェルファーム杉並)

登壇者
杉並社会福祉協議会 会長 髙 武征氏
こどもコワーキングbabyCo代表 曽山 恵理子氏
株式会社食文化 代表取締役 萩原 章史

(写真左から武征様、曽山様、弊社 萩原)

今回の寄付を通し、給食食材が少しでも多くの子育て世帯のご支援につながれば幸いです。




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