懐石小室 東京・神楽坂
懐石小室 東京・神楽坂
懐石小室の神髄を愉しむ
料理五品の二人前セット。
懐石小室の十一月と
十二月の御料理
特選五品
蓮蒸し銀餡かけ、天然ひらめの昆布締め、香住蟹の胡麻酢和え、牡蠣オイル漬け、そして甘鯛兜の一遍醤油焼の五品です。
蓮蒸し銀餡かけ
「蓮根が美味しい季節になりました。たっぷりの生姜と餡かけで、どうぞ温まってください。お客様にたいへん喜ばれるお料理です」と店主の小室光博さん。
魚は天然真鯛の幽庵焼きです。すりおろした蓮根の中には、車海老、銀杏、木耳を合わせて蒸し上げてあります。昆布とかつお出汁の香るおいしい銀餡をかけ、針柚子と限界突破生姜のおろし生姜とともにお召し上がりください。限界突破生姜は、日本で初めて限界集落とされた高知県大豊町で、農薬や化学肥料を一切使わずに栽培されているラッキー農園産の生姜です。
天然鮃の昆布締め
山葵入り加減醤油
「冬びらめという言葉がありますように、11月から1月のひらめは肉厚で、濃厚な味わいです。より美味しく召し上がっていただけるように昆布締めにいたしました」と小室さん。
天然のひらめを美しく切ったものを真昆布で巻いてお届けします。山葵入り加減醤油は、塩辛さがなく、まろやかな味わいです。お好みでひらめにかけたり、つけたりしてどうぞ。山葵の香りがひらめの旨味と昆布の余韻を引き立てます。
香住蟹と菊花と胡瓜の
胡麻酢和え
香住蟹は兵庫県香住港で水揚げされるブランド蟹です。みずみずしく繊細な風味と豊かな旨味が特徴です。「蟹ときゅうりは“合わせもの”。蒸した香澄蟹に、菊花で季節感を添え、胡麻酢でこっくりとした味わいに仕上げました」と小室さん。
牡蠣オイル漬けと
和風ピクルス
ふっくらとした牡蠣の、旨味が見事に凝縮された牡蠣の米油漬けです。牡蠣は鍋にひと並べし、火を入れます。牡蠣と汁を分けて、汁を煎り付け、香ばしくなったら、牡蠣と酒と濃口醤油を加えます。最後に米油に漬け込み、エキスを閉じ込めます。濃厚な旨味が見事です。
和風ピクルスは、甘酢に漬けた大根、胡瓜、蓮根、牛蒡、人参、セロリが入ります。牡蠣と交互にお楽しみください。
甘鯛兜の一遍醤油焼
「甘鯛の兜は骨まわりの身の美味しいこと、この上ありません!お店では少し躊躇しますが、ご自宅なら思う存分、骨をしゃぶって味わってください。食いしん坊さんにはたまらない一品です」と小室さん。ひと塩した甘鯛を炭火でこんがりと焼き上げてあります。
大きな甘鯛の兜にひと塩をし、炭火で焼きます。途中で、酒と醤油を一度だけ回しかけて再び炭火へ。香ばしく焼き上げて仕上げます。
冬を感じる5品です。
「いよいよ冬が始まります。本番を迎える寒びらめ、甘鯛、蟹、そして牡蠣。お酒にもご飯にも合う、厳選した五品です。心も体も温まってください」と小室光博さんは語ります。
お品書きです。
このようなお品書きとともに、お料理をそれぞれパックしてお届けします。シールの色分けで、薬味などの内容がわかります。すべて二人前です。
11月と12月初旬の懐石小室は、「懐石小室の十一月と十二月の御料理」のほかに、「○○ごはん」「天然とらふぐ鍋」に「天然とらふぐのから揚げ」がございます。
文・林麻実
撮影・大山裕平
懐石小室
東京都新宿区若宮町35-4
TEL 03-3235-3332
12:00〜13:00(ラストオーダー)
18:00〜20:00(ラストオーダー)
日曜・祝日休み 要予約
カウンターのほか、テーブル席もあります。



