イタリア栗のマロングラッセと
渋皮煮が入るリッチ感が魅力です。
御茶ノ水 小川軒の
「栗のシュトレン」
- 御茶ノ水 小川軒

味わい深いシュトレンです。
「イタリア栗のマロングラッセと渋皮煮という、食感と甘みが異なる2種類の栗を使うことで、ほっくりしっとりとしたシュトレンに仕上げました」と、御茶ノ水
小川軒のオーナーシェフの小川洋さんは語ります。
「丸ごと入るマロングラッセの味わいと食感、生地となじんだ渋皮煮の風味による、栗のリッチ感、ボリューム感が素晴らしいシュトレンです。生地に加えられたシナモン、ナツメグ、オールスパイスによるスパイシーさが、栗の魅力をより生かしています」と、菓子愛好家の村山なおこさんも絶賛するシュトレンです。スパイスが入ることで味わいが一段と深い仕上がりになります。

小川洋さんです。
小川洋さんは料理もお菓子も作ります。小川軒は明治38年に小川洋さんの祖父が新橋で開業した洋食レストランです。小川洋さんは先代の三男で、ホテルで修業後、1993年6月に独立し、御茶ノ水でビーフシチューやハンバーグなどの洋食と、カフェ、洋菓子販売を手がけています。シュトレンは、毎年お店で販売しており、栗のシュトレンは今年の新作です。

レイズンウイッチが
看板商品です。
小川軒のレイズンウイッチは、サブレ2枚の間に、ラムに漬けたレーズンとバタークリームを挟んだレーズンサンドの元祖です。小川洋さんの父の小川順さんが、サンドウイッチをヒントに、洋食店の手土産として開発したものです。
御茶ノ水 小川軒のレイズンウイッチは、ラムの風味がまろやかな大粒のレーズンと、ホロっとした食感のサブレによる洗練の味わいが特徴です。来年1月からうまいもんドットコムでも取り扱い予定です。

フルーツとナッツが
10種類です。
御茶ノ水 小川軒のシュトレンに入るフルーツとナッツです。正面がイタリア産のマロングラッセ、手前左がイタリア産の渋皮煮です。ナッツは、アーモンド、ヘーゼルナッツ、クルミを香ばしくローストして入れています。ドライフルーツは、レーズン、クランベリー、アンズ、オレンジピール、レモンピール、イチジクです。レーズン、オレンジピール、レモンピールは、ラムに3年も漬けたものを使います。「3年漬けることで、フルーツとラムの一体感が出て、味わいもまろやかになる」と、小川さんは言います。

グラニュー糖
仕上げです。
シュトレンはドイツ発祥の発酵菓子です。生地にバターをたっぷり使い、砂糖をかけて仕上げることも特徴です。御茶ノ水 小川軒のシュトレンは、粉糖をたっぷりと厚くかけるのではなく、グラニュー糖だけをまぶしてあります。

薄くカットするのが
おすすめです。
ご自宅に届いた日から食べることができます。小川さんのおすすめの厚さは約5mm。シュトレンは常温で保存してください。シュトレンは日ごとに味わいが変わります。その変化を楽しんでください。
文・白石さやか
撮影・馬場敬子


御茶ノ水 小川軒
東京都文京区湯島1-9-3
TEL 03-5802-5420
<洋菓子販売>
営業時間/10:00〜17:30
休み/ 日、祝日、第3土曜日
<カフェ>
営業時間/ 11:30〜16:30
休み/ 日、祝日、第3土曜日
<レストラン>
営業時間/ランチ11:30〜13:45、ディナー予約営業
休み/ 日、祝日、第3土曜日
1階はレイズンウイッチや小川洋さん特製のクッキー缶、シュークリームなどの販売と、カフェがあります。地階がレストランです。尾崎牛のビーフシチュー、和牛のハンバーグ、オニオングラタンスープなどの洋食を楽しめます。