標高1,000m その名も
SORAファーム
昼夜の寒暖差15度が育むトウモロコシは、
驚くほど甘かった。

長野県岡谷市の樋沢地区でとうもろこしを栽培しているSORAファームの伊藤祐臣さん。
農業は全く経験がなく、定年後に、とうもろこしを栽培している仲間から、「良い園地があるからよかったらどうだ?」と誘われ、軽い気持ちで始めました。
しかし、良いものができてお客さんから褒められると楽しくなり、すっかり農業の魅力にとりつかれます。
私(赤羽)が出会ったのは、伊藤さんが農業を始めて2年目を終えた2024年のこと。「もっとおいしいとうもろこしを作りたい」という思いから、酵素を使った土づくりの勉強会に参加していた伊藤さんと偶然お話をしたことがきっかけでした。
2025年に初めて園地に行き、実物のとうもろこしを食べたところ、予想を上回る素晴らしさで驚きました。
2025年7月12日撮影
雲が近い。都会では見られない、
入道雲がすぐそこに




標高759mの諏訪湖から、山の中へと車を10分ほど走らせると、土地がひらけ、とうもろこし畑が広がっていました。
樋沢(ひざわ)地区は標高1000mの高台にあり、避暑地としてだけでなく、とうもろこしの産地としても有名な場所。
園地を訪問した日は、ちょうどお昼前で気温31度ほどありましたが、朝方には気温が15度〜17度くらいに下がるというから驚きです。夏には昼夜の寒暖差が15℃ほどになるのです。
樋沢地区の朝は、あたり一面に霧が立ち込めるそうで、この水分がとうもろこしをさらに冷やすうえ、良い水分補給にもなります。また、山の中であるため、夕立が来て気温が下がりやすい特徴もあります。
とうもろこしは、昼間に光合成をして、夜休んでいる間に糖分に変えます。そのため、早朝が最も糖度が高くなる時間帯です。しかし、夜から朝にかけての気温が高いと、十分に休むことができず余分にエネルギーを消費してしまうため糖度が上がりません。朝方に冷え込むことは、この上なく重要なのです。
猛暑日が続き、雨不足であった2025年は、全国的に農作物は不作の傾向にある中、これほどまでに恵まれた環境はなかなかないはずです。
届いてびっくり。明らかに甘くて大きい。


2025年から、土づくりに力を入れて有機肥料だけで栽培をしています。酵素を使った肥料を使い始めたところ、明らかに木の生育がよくなったそうです。
写真の白いトウモロコシは、「ピュアホワイト」という品種。特性として甘さが強いですが、サイズは決して大きくありません。しかし、伊藤さんが作るピュアホワイトは、丸々として今まで見たことがないほど大きかったです。
一般的にトウモロコシは380〜400g程度の2Lサイズで十分に大きいのですが、伊藤さんが作るものは400〜450gくらいがほとんどでした。
平均糖度は20〜21度くらいと聞いていたので期待していましたが、8月上旬に届いたサンプルは、糖度22度。
とうもろこしは、糖度18度ほどが一般的なので、かなりの高糖度といえます。
とうもろこしは、何よりも鮮度が重要!
朝採り・産地直送でお届けします。

「鍋を火にかけてから収穫に行け」と言われるほど、鮮度が重要なとうもろこし。とうもろこしは収穫後も生命活動を続けているため、糖分を消費してみるみる味が落ちていきます。
2日で糖度が2度下がるといわれており、鮮度によって、ここまで味が変わる農作物は他にはないと思えるほどです。最も糖度が高い朝に収穫し、産地直送クール便でお届けします。
【お召し上がり方】
ご自宅では、なるべくお早めに調理してください。ポイントとしては茹ですぎないことです。半分、生くらいが甘くておいしいです。火を通せば糖の消費は止まるので、すぐに食べきれない場合は調理後に冷蔵庫に入れてください。また冷凍庫では一か月ほど保存できるので、硬めに茹でた後、ラップで包み冷凍保存してください。
伊藤祐臣さんが手をかけて育てたとうもろこしをお楽しみください。
文:(株)食文化 赤羽 冬彦
複数の配達期間が選べます
8/11〜16出荷 『SORAファームの大房とうもろこし(イエロー)』 長野県産 10本入 約3.8kg 産地箱 ※冷蔵
4,200円(税込)
- 販売中 在庫数 32
- 長野県岡谷市SORAファーム
複数の配達期間が選べます
8/11〜16出荷 『SORAファームの大房とうもろこし(ホワイト)』 長野県産 10本入 約3.8kg 産地箱 ※冷蔵
4,200円(税込)
- 販売中 在庫数 39
- 長野県岡谷市SORAファーム