洋食KUCHIBUE 東京・代官山
洋食KUCHIBUEの
圧倒的一番人気メニュー
坂田阿希子さんの
マカロニグラタン
濃厚なのに軽やかな
味わいです。
「私のマカロニグラタンは、味は濃厚なのに、ソースがみずみずしく、食感が軽やかです」と坂田阿希子さん。グュルイエールチーズとパルメジャーノチーズの香りと相まって、大きな幸せが食卓に運ばれてきます。大人気洋食店「洋食KUCHIBUE」を代表するメニューです。
ご馳走感のある
ベシャメルです。
「ベシャメルソースは、小麦粉とバターをじっくりと炒め、時間をかけて香ばしいコクを引き出します。鶏のブイヨンを加えて味わいをリッチに、そしてゆるめに仕上げます。ローリエとメースの香りを忍ばせています」と坂田阿希子さん。深いコクと軽やかな余韻を両立させた味わいは、ひと口目だけでなく、最後のひと口まで心地よく感じられる仕上がりです。
オーブンでしっかりと
焼きます。
具材の主役のマカロニは太めのもので、ゆでた後に鶏のブイヨンに漬けて下味を決め、ソースの水分を吸いすぎないようにしてあります。このようにして、味わい豊かで軽やかなマカロニグラタンに仕上げるのです。具材はほかに、鶏のモモ肉とムネ肉、マッシュルーム、ゆで玉子、玉ねぎが入ります。白ワインの風味をからめたマッシュルームの旨み、粗く潰したゆで玉子のほくっとした食感なども楽しいマカロニグラタンです。
商品はたっぷりのグラタンソースに、2種類のチーズ、パン粉、小さなバターも乗せた状態でお送りいたします。ふたを開けてそのままオーブンで焼くだけです。しっかりと中まで熱々にするために少々時間をかけて焼き上げます。
坂田阿希子さんです。
大人気料理家と、大人気洋食店のオーナーシェフという二つの顔を持ちます。「両親ともに洋食が好きで、食事は外食も含めて4分の1は洋食という家でした」と坂田阿希子さん。フランス料理店、フランス菓子店での修業経験のある坂田さんですが、お店をやるなら洋食と決めた理由は、ここにあるそうです。
著書に『洋食教本』『サンドイッチ・バー』『じゃがいも・ブック』(いずれも東京書籍)、『おいしい景色』『続 おいしい景色』(スイッチ・パブリッシング)、『わたしの料理』(筑摩書房)、『焼き菓子』(河出書房新社)など多数があります。
洋食KUCHIBUEです。
2019年、東京・代官山のヒルサイドテラスにオープン。「日常に寄り添う上質な洋食」がコンセプト。坂田阿希子さん自らが厨房に立ち、素晴らしい環境から、素敵な料理を生み出しています。マカロニグラタンのほかに、ミロトン(肉と野菜の煮込み)、コンビネーションサラダ、ビーフシチュー、極太パスタのナポリタンなどの洋食メニューが並びます。
文・林麻実
撮影・天方晴子(人物・店舗)
洋食KUCHIBUE(クチブエ)
東京都渋谷区猿楽町29-10 ヒルサイドテラスC棟15号
営業日・時間:金・土・日曜を中心にランチ/ディナー営業。
昼11:30〜、13:30〜の二部制など変動あり。



