カレー、ガパオライス、スープ、
カレーラーメン、
ビールのおつまみ…
ハーブが香る12品
クルン・サイアムの
“タイの楽しい食卓”
- タイ料理専門店 クルン・サイアム

冷凍でお届けします。
タイでは画像のように、主食のご飯(ジャスミンライス)を食卓の真ん中におき、カレー、スープ、炒め物、和え物などのおかずを取り揃えて、皆が好きなものを器にとって楽しみます。ビールのおつまみもあります。そんなタイ料理の魅力を、タイ料理専門店「クルン・サイアム」の料理とともにご紹介します。商品は、お好きな料理をお選びいただけます。

クルン・サイアムです
クルン・サイアムは都内を中心に店舗を展開しているタイ料理専門店です。厨房で調理するのは現地からスカウトしてきたタイの料理人。豊富なスパイスと、自社農園でも栽培しているフレッシュなハーブを使い、辛味、酸味、塩味、甘味が複雑に合わさった、タイの日常の味を伝えています。大森にある本社の厨房で調理したタイ料理を冷凍でお届けします。
【タイ料理を楽しもう1】
王道のカレーとガパオライス

グリーンカレーです。
タイ料理の代表格です。青唐辛子、スイートバジル、こぶみかんの葉などのハーブをすりつぶし、スパイスと合わせてココナッツミルクで煮込んだ辛口のカレーです。刺激的な辛さの中にコクと甘みがあります。お届けは鶏肉入りです。お好みでナス、ピーマン、キノコを加熱してカレーに加えると、美味しさが増します。別売りのジャスミンライスでいただくと、カレーの風味が際立ちます。そうめんに合わせるのもおすすめです。

レッドカレーです。
グリーンカレーとの違いは、青唐辛子ではなく赤唐辛子を使うこと。赤いので見た目は辛そうですが、フレッシュな赤唐辛子は辛味が弱いため、グリーンカレーよりも辛さは控えめです。ココナッツミルクがまろやかな味わいです。具材に、鶏肉と竹の子が入っています。

タレーパットポンカリーです。
海鮮の卵とじカレーです。具材はエビとイカ。ふわふわの卵には海鮮の旨味が詰まっています。具材をカレーペーストで炒め、ナンプラーやオイスターソースで味付けしています。辛さ控えめ、ご飯がすすむカレーです。野菜は、ピーマン、玉ねぎなどを加えると美味しくいただけます。

ガパオガイです。
日本ではガパオライスとして馴染みのある、ホーリーバジルを使った辛口の鶏肉の炒め物です。ガパオがホーリーバジル、ガイが鶏肉です。クルン・サイアムのガパオガイは、本場の辛さ。さらに、ホーリーバジルは香りが強く、ミントのような清涼感があります。この清涼感がガパオ・ガイの特徴でもあります。辛さの後にやってくる爽やかさはホーリーバジルによるものです。鶏肉は粗挽きなので、噛みごたえがあり、旨味を感じられます。
食べ方は、画像のようにパプリカや玉ねぎを炒めて合わせると本格さが増します。付け合わせには、油を多めに炒め揚げした目玉焼きと、口の中をさっぱりさせるためのキュウリが定番です。ぜひご用意ください。商品は、本場の辛さのほかに、辛さ控えめ、辛味なしもあります。

ジャスミンライスもございます。
ジャスミンライスは、香り米とも言われる、甘い香りが特徴の長粒米です。この香りがタイ料理の味わいをより引き立てます。粘り気が少ないため、カレーやスープの汁と合わせるとさらさらと食べやすく、炒めるとパラパラの食感です。タイ産のジャスミンライスを、生米と冷凍ご飯でご用意しました。
【タイ料理を楽しもう2】
スープもご飯のおかずです!

トムヤムクンです。
タイではスープもご飯のおかずとして楽しみます。トムヤムクンは、エビを主役に鶏なども加えたスープをベースに、ナムプリックパオ、生姜、レモングラス、こぶみかんの葉などのハーブを煮込んだ辛口の料理です。具材はエビとフクロダケです。辛味だけではなく、甘味と酸味が調和した、旨みも豊かな世界に名だたるスープです。

トムカーガイです。
ココナッツミルクを使った鶏のスープです。生姜、レモングラス、唐辛子、レモン汁が入っています。具材は鶏肉とフクロダケです。最初はココナッツの甘くマイルドな味わいが広がりますが、その後に確かな辛味もあります。具材に豆腐を足すのもおすすめです。
【タイ料理を楽しもう3】
タイ式ビールのおつまみ

タイ式ビールは氷を入れて。
タイではビールに氷を入れて冷たくして飲むのが一般的です。クルン・サイアムでも氷付きを注文できます。さっぱりとした味わいのビールは、複雑なタイ料理の味を引き立てます。タイを代表するシンハーなどをお買い求めの上、お試しください。
今回は、ビールのおつまみにもなる料理2品をご用意しました。

ガイヤーンです。
ビールの供として人気なのが、ガイヤーンです。鶏肉を、オイスターソース、にんにく、レモングラス、ナンプラーなどの香辛料に漬け込み、香ばしく焼き上げた料理です。クルン・サイアムでは黒胡椒をきかせているのが特徴です。鶏肉の身はふっくらジューシー。ビールのつまみだけではなくご飯のおかずにもなります。

トードマンクンです。
エビのすり身揚げです。衣の香ばしさとエビの風味がたまらないおつまみです。パン粉をつけて揚げていますので、外側はサクッと、中はふっくらとしています。卵白でふわふわにした生地には豚の背脂を入れているため、しっとりと深みのある味わいです。辛さはありません。お好みでスイートチリソースをつけても美味しいです。
【タイ料理を楽しもう4】
さらにディープなタイ料理

ヤムウンセンです。
あたたかい春雨の和え物です。商品は「ヤムウンセン・ドレッシング」です。ゆでたての春雨に、ゆでた豚挽き肉やエビに、スライスした玉ねぎやトマトを加えて、「ヤムウンセン・ドレッシング」で和えます。辛くて甘酸っぱいおかずになります。一般的なヤムウンセンは、辛味と酸味が特徴ですが、クルン・サイアムでは、ナンプラーやスイートチリソースなどを加えることで、甘みとコクを出します。こちらはタレ(ドレッシング)のみのお届けとなりますので、具材はご用意ください。ご家庭で出来立ての味が楽しめます。「ヤムウンセン・ドレッシング」は、マヨネーズに加えると生野菜などのタイ式ディップソースに、ゆでたジャガイモに和えるとヤムウンセン風ポテサラにもなります。

カオソイです。
タイのカレーラーメンです。カレースープと中華麺のセットです。「クルン・サイアム」のカオソイは、ココナッツミルクベースのスープに赤唐辛子などを加えたレッドカレー風味です。辛さ控えめのまろやかなカレースープです。具材は鶏肉です。中華麺だけでなく、米麺やご飯とも楽しめます。本場チェンマイ式にするなら、画像のように、揚げ麺、肉、野菜をトッピングします。揚げ麺は市販のかた焼きそばでも大丈夫です。

カオパットクンです。
タイ式のエビのチャーハンです。塩、胡椒、ナンプラー、砂糖などで味付けをした、辛味のない、子どもにも人気の料理です。タイ料理は中国系民族がもたらした中国料理が基になっているともいわれています。このため、チャーハンのような料理もあります。ジャスミン米は粘度が少ないので、炒めたときにパラパラになります。タイでは食べる前にレモンを搾りかけたり、青唐辛子入りのナンプラー漬けをかけて食べます。トムヤムクンやトムカーガイのスープと一緒にどうぞ。
タイ料理の魅力を
ご紹介します

ハーブとスパイスは
欠かせません。
タイ料理はハーブとスパイスをたっぷりと使います。主なハーブは、ガランガル(カー)と呼ばれるタイの生姜、レモングラス、こぶみかんの葉です。バジルもよく使われます。ガパオガイにはホーリーバジル、グリーンカレーにはスイートバジルと使い分けます。クルン・サイアムでは、千葉県市原市に自社農場も経営しており、そこで採れたハーブを使っています。
タイ料理は、スパイスの使い方も見事です。グリーンカレーとレッドカレーは、唐辛子とハーブを使いますが、イエローカレーは唐辛子ではなく、ターメリックやカルダモン、クローブなどのスパイスで作ります。このため、先の二つのカレーとはまた違った味わいです。

地方ごとの特色があります。
タイ料理は、北部、東北部、中部、南部によって料理が異なります。日本でよく食べられているタイ料理は主に中部バンコクで誕生したものです。上記でご紹介したタイ料理もそれぞれの地方の特色を生かした料理となります。
北部:チェンマイなどの山岳エリア。高原野菜が栽培されています。気温が低いため、塩辛く酸っぱいのが特徴。主な料理は、カオソイです。
東北部:イサーン地方。降水量が少なく、土地がやせているため発酵食品などが多い。主な料理はガイヤーンのほかに、ソムタム、ラープがあります。
中部:バンコクやアユタヤのある平野部で、米の主産地です。ココナッツミルクを使うのが特徴。中華料理の影響も受けています。主な料理はグリーンカレー、レッドカレー、タレーパットポンカリー、カオパットクン、ガパオガイ、トムヤムクン、トムカーガイ、トードマンクン、ヤムウンセンです。
南部:マレー半島のエリア。魚介類が豊富です。今回ご紹介した料理にはありませんが、主な料理はゲーンタイプラー(魚の内蔵を使ったカレー)、カオヤム(ライスサラダ)です。

もっとタイ料理を楽しむには。
画像はクルアン・プルンという4種の調味料です。タイの食卓には必ずあります。左奥から時計回りに、唐辛子入り酢、グラニュー糖、ナムプラー、粉唐辛子です。自分好みに味付けするのもタイ料理の特徴です。例えばカオソイに唐辛子入り酢を加えて酸味と辛味を足したり、ガパオガイの目玉焼きにはナンプラーをかけます。お箸やナイフは使いません。スプーンとフォークで食べます。
デザートには冷たいソルベがおすすめです。マンゴーやココナッツのアイスやソルベをご用意ください。フレッシュマンゴーにもち米を添えて、コンデンスミルクをかければ、カオニャオマムアンというタイの本格デザートにもなります。

クルン・サイアムです。
クルン・サイアムとは「古い都」を意味します。古い洋館をイメージした店内では、タイの料理人が腕を振るい、スタッフも主にタイ人です。タイ語が飛び交い、本場さながらの空間です。常に熱気と活気にあふれています。
クルン・サイアムは、自由が丘、大井町(画像)、吉祥寺、六本木、中目黒、水道橋、新横浜、そして麻布台ヒルズにあります。

オーナーの川口洋さんです。
クルン・サイアムをはじめ、4つのブランドのタイ料理レストランを展開する、「SUU・SUU・CHAIYOO(スースーチャイヨー)」のオーナーです。外務省に勤務していた際にタイで出会った、人、料理、文化に魅せられ、2004年に自由が丘にクルン・サイアム一号店をオープン。「多くの人にタイ料理を食べて幸せになってほしい」と語る川口さんは、2022年に千葉県市原市にて農業事業も開始しました。象の堆肥を使った有機栽培で、「土づくり、食づくり、人づくり」をスローガンに、ハーブとタイ野菜の栽培と、米作りも行っています。
文・林麻実
撮影・天方晴子