期待の新品種『台農23号』デビュー
台湾パイナップル
台農23号、通称マンゴーパイン(芒果鳳梨)が登場です
2020年に台湾で品種登録をされたばかりのまだまだ流通量の少ない貴重な果実です。
果肉は鮮やかなオレンジイエローで見た目にも美しく、緻密な果肉でしっかりとした食感も楽しめます。芯も柔らかなのでぜひお召し上がりください。
糖度と酸度バランスに優れたジューシーでマイルドな味わいながら、後味はとても印象的でエキゾチックな味わいです。その風味はマンゴーを彷彿とさせる香り高い果実です。
豊洲市場ドットコムでは、長年の台湾とのご縁から、貴重なパインを取り扱う機会を得ました。
是非、味わってください。
地元台湾でも期待の新品種
台湾パインの中心は台農17号(金讃パイン)で、その旬は3〜5月といわれています。
その後の気候の中で輸出向けに生産量が安定して確保できる品種の開発が課題でした。
台農23号は雨の多い台湾の夏でも実がしっかりと持ちがよく、長期の輸送にも耐えられる棚もちの良さがあります。
さらに、丈はコンパクトながらふっくらとした果実から収穫量も期待ができるため、地元の生産者さんたちも大きな期待を寄せているパイナップルです。
台湾を代表する果実パイナップル
パイナップルはもともと南アフリカが原産の植物です。
17世紀に台湾に持ち込まれ農産物として普及していました。その後、20世紀の日本統治時代にパイナップルの缶詰産業が次々と誕生し、パイナップルの生産量も高まり台湾を代表する産物になったのです。
さらに台湾総督府は農事試験場嘉義支場を設立し、パイナップルの品種開発にも取り組みます。現在試験場は「嘉義農業試験分所」と名前を改め、「台農17号(金讃パイン)」や「台農23号」など優れたパイナップルを生み出し続けています。
今では、台湾旅行のお土産にパイナップルケーキなどが人気のように、台湾を代表する果実となったパイナップル。しかし日本国内で流通するパイナップルの95%はフィリピン産(※2019年 「財務省貿易統計(輸入)」より)で、店頭で見かけることもほとんどないでしょう。
当店では台湾の特別なフルーツ「パイナップル」に注目して、様々にご紹介していきます。
ぜひお楽しみください!