Cake House ケーキハウス
Cake House ケーキハウス
うまいもんドットコム限定
山梨の最高級ブランド桃で
作ってもらいました。
Cake House
吉岡八重さんの
『春日居の桃の
ロールケーキ』

桃を存分に楽しめます。
春日居の桃は、山梨が誇る最高級ブランド桃。その桃を1本につき約2玉分も使ったロールケーキです。白い生クリームに見えるのは、コンポートにした桃と生クリームで作った桃のムースです。 この桃ももちろん春日居の桃です。中の果肉もムースもスポンジで巻ける限界まで入れました。桃の風味が実に豊かなロールケーキが出来上がりました。

スポンジ生地の
素材も厳選。
「上質な桃の風味を生かすためには、生地がしっとりとしていることが重要です。シンプルなロールケーキだからこそ、スポンジ生地の原料は上質なものを選びました」と語るのは、パティシエ歴40年のCake Houseの吉岡八重さんです。 生地の主な原料は、濃厚なコクと旨味のある栃木県産の磨宝卵、フランス産のイズニーバター、北海道産の牛乳です。粉は少なめにし、牛乳を加えて、しっとりとした生地に焼き上げます。

「日本一」と名高い
春日居の桃。
春日居地区は山梨県笛吹市にあり、大正時代から桃の生産に力を入れています。山梨県の中でも昼夜寒暖の差が大きく、日照時間や水はけの良い土壌など、高品質の桃を栽培する環境に恵まれています。 すべての桃を袋掛けして栽培する「有袋栽培」を採用し、大玉でキズの少ない桃です。樹上で完熟させてから収穫した桃は、選果基準の厳しさで知られる春日居統一共選所で、糖度・大きさ・色・形などを光センサーで厳密に検査します。 基準に達した桃だけが「春日居の桃」と名乗ることができるのです。果肉が柔らかく、果汁が多く、なめらかな舌ざわりと香りの良さも秀逸です。
春日居の桃の
ロールケーキの
魅力をご紹介します。


桃をコンポートにします。
桃は褐変を防ぐため、コンポートにします。レモン入りのシロップで煮ます。香りや美しい色を保つため、桃は皮つきです。食感も残します。 「皮と実の間には旨味が詰まっています。その旨味も一緒にコンポートに閉じ込めます」と吉岡さんは語ります。煮上がったら、桃の皮は剥きます。


卵が生地の美味しさの要。
生地には栃木県の磨宝卵を使っています。「一般的な卵に比べて2倍以上は味が濃いと思います。ですからお菓子の味わいが豊かになります」と吉岡さん。卵白の起泡性が高いので、ケーキを焼いたときにふんわりと膨らむのも特徴です。 材料はほかにも、バターはフランス産のイズニーバター、バニラもマダガスカル産のバニラビーンズを使います。砂糖は甘さ控えめではなく、適格な量でしっかり甘くすることで、美味しいスポンジを作り上げます。


桃のピューレ入りの
ムースです。
コンポートした桃の一部はピューレにします。このピューレで桃のムースを作ります。桃のムースは、北海道産の生クリーム47%と42%を合わせます。 「この2種によって、濃厚ながらもさっぱりしたクリーム状のムースになります」と吉岡さん。ピューレと生クリームの割合は2:1です。ムースにも桃が感じられます。レモン汁で味を引き締め、桃の風味を引き立てます。

桃の量は限界まで
挑戦しました。
「桃の果肉は多すぎるとなかなかうまく巻けません。食べたときのムースと果肉の最適なバランスも考えながら、限界まで挑戦しました」と吉岡さん。試行錯誤の結果、八つ割りにした桃のコンポートを縦横4列並べます。桃1玉半です。ピューレと合わせると約2玉分です。

6等分にして
お楽しみください。
まんべんなく桃を入れていますが、ゴロゴロとした桃を楽しんでいただきたいので、6つにカットをするのをおすすめします。冷蔵でお届けします。桃の性質上、到着の当日にはお召し上がりください。

Cake Houseの
吉岡八重さんです。
吉岡八重さんは、オーナーパティシエとして、東京・武蔵小金井で「Cake House」を35年間経営。常時、数十種類もの生菓子や焼き菓子を販売してきました。2024年に店を東小金井に移転。焼き菓子とオーダーメイドのケーキをメインとしたお店にリニューアルしました。「上質な素材を使い、少量ずつ丁寧に作って、お菓子を本当に好きな方に届ける。 この想いを形にしたのが、今のお店です」と吉岡八重さん。この店では、お菓子の製造販売にとどまらず、吉岡八重さんによる、お菓子教室、お料理教室、ワイン教室も開催しています。
文・林麻実
撮影・天方晴子

Cake House ケーキハウス
東京都小金井市梶野町1-9-3
営業時間/10:00〜17:00
休み/月曜日 火曜日