岡山県赤磐産地の9名の熟練桃農家
「冬美白とうびはく もも生産出荷組合」

全国へ白桃の魅力を発信すべく、岡山県赤磐で桃栽培をする熟練桃農家があつまりました。
メンバーは、全国桃選手権で上位入賞している腕利き農家が中心となっており、切磋琢磨しながら腕を磨いています。「冬美白を岡山を代表する桃に！」の想いをかかげ、高品質な白桃を厳選し旬の時期にお送りいたします。是非ご賞味ください。

【6〜9月の白桃】
出荷組合で厳選したギフト桃をお届けします。糖度選別はしていませんが、2025年6月20日にサンプルで送られてきた桃を3玉ほど糖度計測しましたが、全て糖度13〜15度が出ました。直近の天候の影響もありますが、6月の桃ではまず出ない高糖度が出ていますので、是非ご期待ください。

【10月下旬〜11月の桃「冬美白」】
出荷組合の名を冠した特別な桃「冬美白」。ギフト用 特級Ａ品は、外見の選別に加え、糖度14度選別をします。ご家庭用Ｂ品は軽度のキズ・核割れがありますが、糖度12度で選別しています。

現在の白桃系品種の祖とされる本白桃。白桃は、明治34年に赤磐市の大久保重五郎氏の果樹園で発見されました。
「冬美白」は、その赤磐市で偶然見つかった立冬に食べられる桃です。立冬に食べられるの桃が、白桃発祥の地で見つかったことにも巡り合わせを感じます。

各産地、露地栽培の桃は6月上旬にスタートし、9月末にはほぼ終了します。

10月下旬〜11月まで樹上で完熟させる「冬美白」は、異例の桃と言えるでしょう。夏の桃とは違う栽培技術が要求されるこの桃を、発見から数年を経て、ようやく安定して生産・出荷できるようになりました。

産地を訪れた日は、桃の出来を確かめる目揃え会の日でした。山陽冬美白プロジェクトの代表である今井浩二さんの元に、次々に桃を持ち込む生産者達。桃の出荷基準を確かめるため、さっそくその場で品質の確認が行われました。

高級桃ですから、ギフト用の規格にはわずかでも不安があるものは入れません。生産者として10月末まで樹上に桃を置くのは、落果や獣害のリスクがあり本当に大変なのです。
今井浩二さんは「ここでしか手に入らない桃を目指しました」と胸を張ります。
この時期まで樹上でならせる品種は皆無に等しいので、前例がなくて生産者達も試行錯誤だったといいます。

【6〜9月の白桃】
桃の品種は1週間ほどで変わっていきます。品種の傾向として、季節が進むと、糖度は徐々に高くなり、果汁は多い⇒少なくなり、肉質は柔らかい⇒硬いに変わっていきます。生産者は完熟収穫をし、糖度、桃の風味、香り、酸度等のバランスを考え桃が一番おいしい状態を見極め消費者の方々へお届けすることを心掛けています。選び抜いた桃は、地元の直売所、高級果実専門店、百貨店にも並びます。

・出荷時期の目安（品種の指定はできません）
さくひめー6月中旬頃
日川白鳳ー6月下旬頃
加納岩白桃ー6月下旬頃
白鳳ー7月上旬〜中旬頃
千種白鳳ー7月中旬頃
清水白桃ー7月中〜下旬頃
岡山夢白桃ー7月下旬〜8月上旬頃
川中島白桃ー8月上旬頃
白麗ー8月上〜中旬頃
白皇ー8月中旬頃
幸茜ー8月下旬頃
恵白ー8月下旬頃
白露ー8月下旬〜9月上旬頃
甘々燦々ー9月上〜赤旬頃

【10月下旬〜11月の桃「冬美白」】
8月に収穫する桃も、10月末に収穫する桃も、花が咲く時期はほぼ同じ。つまり、冬美白は長い期間、木から栄養を吸収することができるので、その分糖度も上がります。1玉1玉大切に袋がけをして、ようやく収穫の時を迎えます。
平均330ｇを超え、500ｇ強の果実もあり、糖度も他品種よりも平均して高く、中には20度を超えるものもあります。