Signifiant Signifié シニフィアン シニフィエ
厳選した小麦の
個性が際立つ5品です
シニフィアン シニフィエ
『5種のパンセット』
毎日の食事に
寄り添うパンです。
シニフィアン シニフィエの、パン・ド・ミ、バゲット、チャバタ、カンパーニュ、マロンノワールをお届けします。それぞれの小麦粉由来の、豊かで個性的な風味を楽しめる、パン好きにはたまらないセットです。使う小麦粉は、フランス産オーガニック小麦、各種の国産小麦、スペルト小麦を厳選しています。
志賀勝栄シェフです。
シニフィアン シニフィエのパンは、小麦の風味を最大限に引き出すため、たとえばバゲットの生地は、低温で約15時間かけて発酵させます。(温度や時間はパンの種類によって異なります)。「パンの発酵は、チーズやワインの熟成と同じです。低温でじっくり発酵させることで、酸味と甘みのバランスが絶妙になるのです」と志賀勝栄シェフ。素材に負担をかけず、自然の力を引き出す。それが“パンの神様”とまで称される志賀勝栄シェフのパン作りです。
5種のパンをご紹介します。
パン・ド・ミです。
「炊きたての南魚沼産コシヒカリ」をイメージして焼き上げた食パンです。驚くほどにもっちりとした食感で、噛むほどに小麦の旨みが広がります。小麦粉は、2種の国産小麦とフランス産オーガニック小麦を配合。2種類の自家製酵母でじっくり発酵させます。
バゲットです。
小麦の香りと甘みを楽しむバゲットです。フランス産オーガニック小麦の風味と、2種の国産小麦の甘みを生かしました。外は香ばしく、中はしっとりともっちり。2種類の自家製酵母とイーストを併用することで、奥行きのある味わいと軽やかな口当たりを両立しています。まずはそのまま、小麦本来の美味しさをお楽しみください。シチューやスープのお供に。ハムとチーズなど、シンプルなバゲットサンドにもおすすめです。
チャバタです。
チャバタは、イタリアのお食事パンです。多加水で焼くことにより、みずみずしさを表現します。このパンに選んだ小麦粉は、⼩⻨の芳醇さとクリーム⾊の粉⾊が特徴の北海道‧前⽥農産のキタノカオリです。これを100%使った生地は、しっとりもっちりとしているのに歯切れがよく、噛むほどに⼩⻨の⾹りと⽢みが強く感じられます。食べ方はサンドイッチもおすすめです。キャロットラペのサンドイッチ、トマトとモッツアレラチーズのバジルサンドなど、野菜にもよく合います。
カンパーニュです。
フランス伝統の田舎パンです。カンパーニュは、天然酵母でじっくり発酵させたライ麦の豊かで穏やかな酸味が、肉料理や魚料理にもよく合う、万能の食事パンです。しっとりとした食感も魅力です。季節の野菜やフルーツをのせてタルティーヌとしてもお楽しみいただけます。
マロンノワールです。
小麦の原種で古代穀物のスペルト小麦を100%使ったパンです。生地には、ココア、卵、生クリーム、バターを加え、渋皮煮の栗を練り込んで焼き上げました。リッチな生地は、しっとりとして口どけがよく、栗のほのかな甘みと、カカオの苦みも感じられますので、チーズやはちみつと合わせればワインがすすむこと間違いなしです。食後のひと切れや、コーヒータイムに、スイーツのように楽しむこともできます。
冷凍パンの美味しい食べ方。
“焼きたての美味しさを届けるには冷凍がベスト”という方針のもと、シニフィアン シニフィエのパンは、すべて冷凍でお届けします。食べる際は、袋を開封せずに常温で30分〜1時間ほど解凍してください。お好みの厚さに切り分け、両面にまんべんなく霧吹きで水分を与えてから、約220℃のオーブントースターで2分ほど温めます。パリッとした食感と焼き立ての香り、味わいが楽しめます。
これからの
シニフィアン シニフィエ
2006年の開業以来、志賀勝栄シェフはパンと真摯に向き合い、発酵や素材の可能性を探りながら新しいおいしさを追求してきました。その想いに共鳴した職人たちとともに、シニフィアン シニフィエの歩みは積み重ねられてきました。
2026年に20周年を迎えるにあたり、シニフィアン シニフィエは運営体制を小麦家へと移し、志賀勝栄シェフ監修のもと、志を共有するチームがその技術と精神を受け継ぐ新たな体制がスタートします。
文・林麻実
撮影・天方晴子、川島英嗣(人物)



