青森の希少な大玉あんず「八助」を味わう
豊洲パーラー
「八助あんずのジュレと
杏仁豆腐のヴェリーヌ」
ひんやりと冷えたグラスで味わう、甘酸っぱく爽やかな夏のデザートです。
青森県南部地方で古くから育てられている在来種のあんず「八助(はちすけ)」。一般的なあんずのイメージを覆すほど大粒で肉厚、甘みと酸味のバランスが抜群の希少な品種です。その八助をコンポートにしてジュレに閉じ込め、なめらかな杏仁豆腐と合わせたヴェリーヌを作りました。
きゅっと心地よい酸味と芳醇な八助、つるりとのどを潤すジュレ、そしてコクのある杏仁豆腐。爽やかさとやさしい甘みが美しく重なり合う、暑い季節にぴったりの一品です。
地元で愛される伝統の味。
パティシエも惚れ込む「八助」の魅力
八助は、大粒の果肉にシャリッ、サクッとした独特の食感があるのが特徴です。その大きさから通称「八助梅」とも呼ばれ、地元青森では梅干しのように塩漬けにしたり、しそ巻きにしたりして親しまれてきました。
際立つ香りの良さと、火を通しても煮崩れしにくいしっかりとした肉質は、パティスリーでも高く支持されています。収穫期間はわずか数週間、完熟すると日持ちもしない非常に繊細な果物だからこそ、最も美味しい瞬間をコンポートにしました。
あんずの魅力を存分に楽しめる
ジュレです
八助のコンポートを閉じ込めるジュレは、あんずのエキスをたっぷりと含むコンポート液を使います。あんずの香りや味わいを纏った透明感のあるジュレが、あんずの果肉を包み込みます。
ルーツが同じだからこそ生まれる
抜群の相性
杏仁豆腐の原料である杏仁はあんずの種の中身(杏仁・きょうにん)から作られているため、この2つの相性は言うまでもなく抜群です。あんずの心地よい酸味、ジュレのみずみずしさ、そして杏仁のやさしい甘み。それぞれの層が八助の風味を引き立て合い、酸味だけで終わらせない奥深い味わいに仕上げています。
冷凍でお届けします
お召し上がりの際は、冷蔵庫で4〜5時間を目安にゆっくり解凍してください。シャーベットのように半解凍でシャリッとした食感を楽しむのもおすすめです。※解凍後は当日中にお召し上がりください。
作ってくださったのはmaacoの
関谷真紗美さんです。
関谷真紗美さんは食材の隠れた魅力を発掘した商品開発を得意とするパティシエです。関谷さんは豊洲市場ドットコムのオリジナルブランド「豊洲パーラー」の商品を、独自のセンスと経験で、これまでにいくつも生み出しています。今回も、市場に届いた「八助」の魅力を最大限に引き出した、特別なデザートをお届けします。
文・林麻実
撮影・天方晴子



