秋田県 小砂川海岸・象潟海岸の岩牡蠣〜鳥海山の豊かな伏流水が 極上の岩牡蠣を育む〜
清らかな海水のはずが、何故か?もやもや・・・・・・・正体は湧き出す伏流水
霊峰 鳥海山の雪と雨が山肌に浸み込み、広大な山裾をぬける間に、様々なミネラルをまとった極上の伏流水となり、海岸と海底に湧き出します。
年間通じて10度前後の鳥海山の伏流水が、岩牡蠣(いわがき)をはじめとする、海岸近くの海の幸を豊に育てます。
グリコーゲンと遊離アミノ酸とミネラル類を蓄えた岩牡蠣は、初夏の秋田の絶品です。
小砂川海岸(こさがわ)は6月解禁、象潟海岸(きさかた)は7月解禁 どちらも、甲乙つけがたい極上品です。
鳥海山
岩牡蠣漁は資源保護を徹底しています
小砂川も象潟も、漁期が極めて短い上に、漁獲個数も厳しく制限して、大切な資源を守っています。1日あたり一人で150個と決められている岩牡蠣漁。体力の弱い高齢の漁師は海岸近くの浅い場所に潜り、若手は深い場所で大物を狙います。
私が同乗したのは、小砂川の磯根組合の森政守さんの舟です。この道25年を超えるベテランの森さんは、伏流水が豊富に湧き出すポイント目指して、舟を走らせます。
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何故か海水に もやもや
水とアルコール類を混ぜた時、グラスの中がもやもやした状態に見えますが、それと同じように、海水に 『もやもや』 が見えます。濁っているのではなく、『もやもや』しています。
『岸と底から、伏流水さ湧いて、海水に混じるから、もやもやになるだす』 森さん談
年間を通じて10度前後と安定している冷たい湧水が、岩牡蠣をじっくりと育ててくれます。その為、殻の大きさに対して、中の身はとても立派です。海水が暖かだと、殻が先にどんどん大きくなるので、殻の見た目よりも、身入りは悪くなります。
この冷たい鳥海山の豊な湧水こそが、他の岩牡蠣産地との大きな違いです。
素潜りであっという間に10個を
約10分で、小ぶりの岩牡蠣を10個、森さんは素潜りで採って、舟に戻ってきました。
短時間で10個。資源管理が良い証です。小砂川の海はまだまだ豊かです。
秋田の場合、5年ものの牡蠣からが漁獲対象です。ただ、殻を見た印象では、5年もたっていないように思いますが、じっくりと育っただけに、身も味も充実しています。
小砂川海岸の砂浜からわき出す湧水
小砂川には小さな砂浜があります。その砂浜を掘ると、冷たい水が湧いてきます。
地元の中高年の皆さんが子供の頃は、海水浴で、喉が渇くと、砂浜に穴を掘って湧き水を飲んだそうです。
今でも、もちろん飲めると思います。それほど湧水は豊富できれいです。
鳥海山の伏流水が育む岩牡蠣
天下の美味と呼べる秋田の初夏の逸品です。
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素潜りで岩牡蠣を採る 森さん
ほんの10分ほどで10個ほどの岩牡蠣をゲットほんの10分ほどで10個ほどの岩牡蠣をゲット
岩牡蠣の掃除はおばあちゃん達の仕事です岩牡蠣の掃除はおばあちゃん達の仕事です
年間通じて10度前後の鳥海山の伏流水年間通じて10度前後の鳥海山の伏流水
何もつけなくても十分の美味!何もつけなくても十分の美味!