黒糖の上品な甘みと旨みを楽しむ
特別なブッターシュタンゲン
Mehl「沖縄黒糖ブッター」
ひと口目から黒糖の風味が広がります。
広島のドイツパン専門店「Mehl」の新作は、沖縄の黒糖ならではの奥深い甘みを存分に楽しめる一本です。Mehlの製造責任者の岡田茂樹さんにお願いし、「沖縄の黒糖の美味しさを届けたい」という想いを形にしていただきました。
沖縄黒糖のブッターは、ブレッツェル生地に、黒糖をたっぷり使ったクリームをサンド。さらに、黒糖をまとわせたアーモンドスライスをトッピングしています。黒糖は一度キャラメル状にし、香りとコクを凝縮。生地のほどよい塩味と調和し、パリッとしたアーモンドの食感がアクセントとなって、最後のひと口まで飽きずに楽しめます。
ブッターシュタンゲンとは
ドイツで親しまれるブレッツェル生地を細長く成形し、ラウゲン液に漬けて焼く事で香ばしさとほどよい塩味が特徴。むっちりとした食感が楽しめます。Mehlでは伝統的なラウゲン生地をベースに、油脂を増やして柔らかく、しっとり仕立てに。もっちりと食べごたえのある仕上がりです。
沖縄県粟国島産(あぐにじま)の
黒糖を使います。
粟国島の黒糖は、サトウキビ本来のまろやかな甘みが際立つのが魅力です。コクがありながら、えぐみや苦味が少なく、口に入れた瞬間にほろりと溶ける軽やかな口どけです。ミネラルを含む純黒糖ならではの自然な旨味とバランスの良い味わいで、パンやスイーツにも相性抜群です。
沖縄黒糖のブッターの魅力に迫ります。
黒糖はキャラメルにします。
「黒糖はやさしい甘さが特徴ですが、そのままでは他の素材に負けてしまいます。そこでキャラメルにして、香り・コク・苦味を引き立てています」と岡田さん。じっくり煮詰めて濃縮し、黒糖の存在感を際立たせています。
隠し味にラム酒を少々。
キャラメルは練乳入りバタークリームと合わせ、コクのある味わいに。さらに少量のラム酒を加えることで、黒糖の甘さを引き締める香りと余韻が生まれます。
お好みの状態に解凍してください。
お届けは冷凍です。半解凍ですとクリームが冷たく、さっぱりとした味わいに。しっかりと解凍すると、クリームの濃厚さが味わえます。
ドイツパン専門店「Mehl」です。
広島市佐伯区・海老山町の住宅街に佇む、ドイツパンとドイツ菓子の専門店です。田頭享シェフのドイツ菓子専門店「フェルダーシェフ」のパン部門としてスタートしました。店名の「Mehl」はドイツ語で"小麦粉"を意味し、その名のとおり、小麦本来の香りと風味を大切にしています。製造責任者の岡田茂樹さんを筆頭にブレッツェルや、サワー種のパンなど、本場の製法を丁寧に再現。ドイツ菓子をアレンジした焼き菓子や、季節限定のスイーツも人気です。
文・林麻実
撮影・天方晴子



