沖縄近海の海の幸 特に甲殻類(エビやカニ)にこだわる長嶺鮮魚 港の競りで大物を狙う長嶺次江さん(女将さん)は牧志第一公設市場でも有名 ノコギリガザミ・タイワンガザミ・アサヒガニ・セミエビ・イセエビ・ヤシガニなど 沖縄ならではの究極のエビとカニは巨大にして濃厚な美味!
危ないヤシガニ、巨大なマングローブ蟹(ノコギリガザミ) どれもレアな逸品!
沖縄本島周辺や八重山諸島では、暖かい海特有の甲殻類が獲れます。
どの種類も概して大きくなり、一般的な甲殻類のイメージを超越した、ド迫力な個体を食すことができます。
もちろん、大きなものは数が限られており、その限られた大物を追いかけているのが、長嶺鮮魚の長嶺次江さんです。
圧巻の巨大ヤシガニ 取扱は注意
ヤシガニはヤドカリの一種で、体長2㎝くらいまでは貝殻に入って暮らしていますが、その後、殻を捨て、どんどん大きくなります。 最大になると、重さが1.3kgにもなり、重力に逆らって木に登る脚力は、甲殻類最強と言っても過言ではないです。
ヤシガニは脚が自由に動くので、一般的に蟹をつかむようにすると挟まれて危険です。プロのヤシガニ漁師は特別な持ち方をしますが、一般の方は生きたヤシガニに触るのは大変に危険です。
生きたヤシガニは一斗缶かプラスチックの箱に入って届きます。理由は段ボールや発泡スチロールの箱は、強烈な脚の力で破られてしまうからです。
南国育ちのヤシガニは氷に弱いです。食べる前に、大量の氷水を缶か箱に投入し、氷で締めると、直ぐに仮死状態になります。
仮死状態になってから、茹でたり、蒸したりして調理すると安全です。但し、加熱しても赤くならない場合は、弱毒を持っている個体なので、滅多にないですが、その場合は赤くならなかったヤシガニを返送頂けば、別のヤシガニ再送をします。
※予め茹でたヤシガニをご購入頂くと間違いないです。

巨大なノコギリガザミ(地元ではマングローブ蟹と呼びます)も凄い!
本州では非常に貴重になってしまったノコギリガザミですが、沖縄ではマングローブ林が生育地になっているので、水揚げがあります。
超巨大なオスであれば2kgを超えることもありますが、昨今では1kgを超える巨大蟹は数が限られます。そこは大物ハンターの長嶺さん。店頭にはかなり大きな蟹が並んでいます。
ノコギリガザミは渡り蟹の仲間ですから、もちろん、味はとても美味です。
元気な状態で茹でると、脚が取れてしまうので、先ずはヤシガニ同様に氷水で締めるのがポイントです。
脚が取れる(自切と言います)と、せっかくの蟹の味が外に出てしまうので、氷締めは調理の重要注意点です。
巨大なセミエビは実はイセエビに近い
大きいものは体長30㎝と巨大で、形が扁平で変わったセミエビですが、実はイセエビに近いエビです。そのパワフルな尾の部分の身は大変に充実した美味です。
とてもパワフルなセミエビは暴れるので、活のままで料理するのは、かなりの熟練が必要です。やはり、氷水で締めてから調理する方が良いです。
巨大エビ・カニ・ヤシガニは水揚げが限られているので、お待ち頂くことも多いです。
天候次第でもありますが、大きな活のエビ・カニ・ヤシガニの類は水揚げが限られます。獲れなくなると、暫く入荷がなくなります。
特に理由ははっきりしませんが、水揚げに波があるので、お待ち頂くことがある旨を、ご了承のうえ、ご購入をお願いします。
また、身入りにもバラつきがあるので、できるだけ良いものを選んでお送りしますが、そもそも数が限られているので、選別しきれないこと、十分にご理解をお願いします。