ANAORI kakugama 3.4L

商品説明

kakugamaは様々な熱源で使えますが、単純に”万能で便利”というものではありません。
まるで気難しい馬を乗りこなす騎手の腕が試される、そんな道具です。
燻し香や焦げを出すというよりも、もっと繊細な料理に向きます。
熱伝導と蓄熱があっと言う間だからこそ火加減と向き合う時間が生まれます。料理を愉しむ人にぴったりです。
ダイヤモンドへ変化する一歩手前の不思議な素材。世代を超えて大切に受け継ぐことのできる道具です。

5.1リットル（プロ向け）もございます

「ANAORI kakugama」は「角」形の外観、日本伝統の調理道具「釜」を合わせた造語「角釜」から命名されました。
火入れが、食材に与えるストレスを抑え、本来の味と栄養を引き出す。ANAORIは日本料理に知恵を求め、長年培った、工業用精密製品の加工ノウハウを活用し、全く新しい視点の調理道具を開発。伝統的な羽釜の形状と先進素材カーボン・グラファイトの融合により、ANAORI kakugamaは誕生しました。

100%自然素材のカーボンを3000度で焼成してつくられたカーボン・グラファイトを、塊から1台ずつ職人技で削り出して作ります。炭火に匹敵する遠赤外線の効果があり、蓄熱性、耐摩耗性、耐熱性、熱伸縮性、耐酸性、熱伝導性に優れ、歪みもなく、金属に代わる素材として工業ではもちろん、医療の分野でも注目を集める素材です。

カーボン・グラファイトの加熱により放出する3〜30μmの遠赤外線が、食材の水分子が振動、吸収、温度上昇を繰り返して火入れします。高温時は、常に遠赤外線が発生し冷却曲線が非常に緩やかになり、余熱で火入れすることができます。また、熱伝熱性が高いため、外温の影響を受け一定温度から温度降下が加速し、細胞組織破壊が最小限に止められるため、細胞破壊によるドリップ発生や旨味の流出を防ぐとともに、水分・香り・色などを封じ込めるチラー効果が期待できます。この一台で「炊く、煮る、蒸す、焼く、揚げる」という調理法に対して最適な火入れができ、食材の持ち味と旨味を引き出すことができます。


●羽釜から着想を得た3部構造
外蓋と内蓋があり、内部から発せられた遠赤外線を逃すことなく、中の温度と湿度を保持して旨味を封じ込めます。カーボン・グラファイト製の外蓋は熱と湿度を封じ込めます。ヒノキ製の内蓋は、その吸湿力によって水分量をコントロールします。工芸品でも幅広く使用されるヒノキは日本の風土そのもの。料理を里山の香りで包み込みます。内側は「芋型」といわれる、伝統的な羽釜の形状を忠実に再現。完全な対流によって均一な熱伝熱を実現しました。この形状は、鋳鉄、アルミやステンレスなど、大量生産の製造方法では実現しません。

●外蓋はグリルパンとしても。IH調理器具でもご利用になれます
外蓋の内側には溝が施され、単品であればグリルパンになります。中芯部と表面の温度差が小さく、カーボン・グラファイトの遠赤外線の効果を実感できます。kakugama本体もグリルパン単体でも、IH調理器でご利用になれます。

●自然由来のコーティング
kakugamaの内外面を覆う3層のセラミック・コーティングは、焼成後すべて自然界にある物質構成になり、高温にしても有毒ガスが出ません。高いノンスティック性能により食材が焦げ付きません。

●優れたデザイン性とキュービカルだからこその蓄熱性
輪郭のあしらいは、茶室建築に由来する面取り技術「几帳面」。この複雑なアールに日本の美意識への拘りと高度な加工技術の追求が反映されています。側面に施されたスリットで外蓋の開け閉めも、グリルパンの移動もできます。四角い形状により四隅に熱が貯まり、カーボン・グラファイトを活かした理想的な蓄熱を実現します。

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