MAISON GIVRÉEメゾンジブレー
MAISON GIVRÉE メゾンジブレー 中央林間
江森宏之シェフの
『3種の懐かしい柑橘の
ジェラート』
伊予柑、甘夏、だいだいのジェラートです。

「近年、甘味の強い柑橘が好まれるようになり、伊予柑や甘夏は生果では食べる機会が少なくなりました。しかしながらこれらの柑橘にははっきりとした酸味や苦みがあり、柑橘本来の特徴があります。その柑橘らしさをジェラートに表現しました。」と江森宏之シェフは語ります。伊予柑、甘夏に加え、生果では食しませんが、古くは室町時代からと歴史のある、だいだいの3種のジェラートをお届けします。

柑橘のあじわいをそのまま
生かしました
ジェラートには柑橘以外に他の果汁等は使用していません。柑橘を丸ごと使ってジェラートにしています。「果汁や果肉だけではなく、果皮に含まれるオイルも使います。オイルに含まれる旨味やコクも引き出して作るため、生果で食べるよりも柑橘の味わいが感じられるのです。」と江森シェフ。原料に使う柑橘はすべて江森シェフ自らが目利きし、厳選したものを使用します。

くちどけの良さに魅了されます。
画像は作り立てのジェラートです。メゾンジブレーのアイス類は、イタリアのカルピジャーニ社のジェラートマシーンでつくられています。「カルピジャーニ社のジェラートマシーンでつくるジェラートなどは、出来上がりのなめらかさが秀逸です。フリージング中に空気を抱き込みながらジェラートを練り上げられること、製造時間が10分以下と短いため細かい氷の結晶のままジェラートをつくることができます。この小さい結晶と空気により、なめらかでふんわりとした食感が生まれます。また、時間が経っても風味や食感が損なわれにくく、美味しさがキープできることも魅力です」と、江森シェフは語ります。

3種の懐かしい柑橘の
ジェラートです。

伊予柑です。
愛媛県八幡浜の橙果園の伊予柑を使います。柔らかい果肉には、たっぷりと果汁が含まれ、瑞々しさを感じます。苦みは少なく、甘みと酸味のバランスが良く、甘酸っぱい香りもジェラートに表現されています。

甘夏です。
熊本津奈木町の岩崎農園の完熟甘夏を使います。完熟の甘夏は香りが高く、甘味も増します。農薬に頼っていないため、皮もジェラートに使用。ほんのりと感じるグレープフルーツのようなほろ苦さが、懐かしさを誘います。

だいだいです。
だいだいは主にポン酢やマーマレード、お正月の飾りに使われることが多い柑橘です。熱海のシトライカンパニーのだいだいは、しっかりとした酸味とフルーティな香りが際立ちます。

6種の柑橘のジェラートも
あります。
「3種の懐かしい柑橘のジェラート」の他に、スイートスプリング、へべす、ブラッドオレンジ、バレンタインライム、黄金柑、日向夏の「6種の柑橘のジェラート」もございます。皆さんで食べ比べを楽しんでみてはいかがでしょうか。贈り物にもおすすめです。

江森宏之シェフです。
メゾンジブレーのオーナーシェフである江森宏之さんには二つの称号があります。
一つは、果物スイーツの第一人者。現在、全国の約250軒もの凄腕の農家さんから直に果物を取り寄せています。それらは、江森シェフが日本全国に足を運び、選び抜かれた希少で高品質な果物ばかりです。
もう一つは、アントルメグラッセ(氷菓)の第一人者です。江森シェフは、2015年にイタリア・ミラノで開催されたアイスクリームとチョコレートのワールドカップに日本代表のチームキャプテンとして出場し、日本を優勝に導きました。
文・林麻実
撮影・天方晴子

MAISON GIVRÉE メゾンジブレー
神奈川県大和市中央林間4-27-18
営業時間/10:00〜19:00
休み/月曜日 火曜日不定休
※グランベリーパーク店もあります。
メゾンジブレーは、2017年7月に神奈川県・中央林間に江森宏之シェフによって誕生したパティスリーです。白と黄色を基調とした明るい店内には、果物を生かしたスイーツ各種やジェラートが通年にわたって展開されています。夏のゼリー、秋の焼き菓子、冬からのチョコレートなど、季節商品も豊富です。それらの原料は、江森シェフが日本全国に足を運び、選び抜かれた希少で高品質な果物などばかりです。