青森・むつ市 一株に、たった一玉。
海と大地が育てる、濃厚なかぼちゃ
下北カンブリア農場「新時代」
鮮やかな山吹色の果肉。加熱するとほっくりとした食感になり、濃厚な甘みが広がります。青森県むつ市で誕生したブランドかぼちゃ「新時代」は、農業生産法人「下北カンブリア農場」がさらなるおいしさと品質を追求して開発しました。
一株につき一玉だけに絞って育てる「一球入魂かぼちゃ」の栽培法をさらに進化させ、海藻や米ぬかなどの肥料を使用して育て上げています。
「新時代」を育てる、
下北カンブリア農場の
沖二昭宏さんです。
メゾンジブレー江森宏之シェフ
「一株に実らせるのは、たった一玉です。親づるに一玉だけを残してほかの実を摘果し、養分を集中させます。さらに、強い日差しから守るため実を一玉ずつ新聞紙で覆うなど、収穫まで細かく手をかけて育てます」と沖二さんは語ります。
たくさん収穫することより、一玉のおいしさを追求する。その積み重ねが「新時代」の品質につながっています。
むつの海の恵みを、畑へ
「新時代」の栽培で特徴的なのが、むつの海から得られる「アマモ」を利用した土づくりです。海岸に打ち上げられたアマモは、そのままでは廃棄されてしまうもの。これを米ぬかとともに土に混ぜ込み、ミネラル豊富な土づくりに生かしています。こうして地域にある資源を活用しながら、かぼちゃを育てる土壌を整えています。
収穫後も、おいしくなるのを待ちます。
畑から収穫した「新時代」は、すぐには出荷しません。風を当てながら乾燥させ、10〜15日ほどかけて追熟。時間を置くことで、でんぷんが糖へと変わり、甘みが増していきます。
食べ頃を迎えた果肉は、鮮やかな山吹色。加熱するとほっくりとした食感と濃厚な甘みを味わえます。まずは蒸す、焼くなど、シンプルな調理で。天ぷらや煮物、ポタージュにもおすすめです。
文・林麻実
撮影:八木澤芳彦



