柔らかで繊細な味わいに魅了されます
スペイン産 乳飲み仔羊=
コルデロ・レチャル
スペインの特産品が待望の輸入解禁!
ラックと骨付きモモ肉の2種類があります

美しいピンク色の羊肉です。
コルデロ(仔羊)・レチャルとは、乳のみで育てられた生後45日以内の羊肉です。スペインでは特別な日のご馳走として親しまれてきています。肉質は極めて柔らかく、しっとりとしています。味わいは非常に繊細で上品です。羊臭さはまったくありません。
画像はレチャルの骨付きロース肉のラックです。1匹あたり8〜10kgの仔羊です。ラックは一塊で約130g。ラム(生後1年未満の仔羊)の1/4ほどの重さしかありません。肉は美しいピンク色をしています。
品種は、スペイン原産のメリノ種です。メリノ種は羊毛用の羊の最高峰として世界に知られています。しかし、肥育に時間がかかるため食用としては広まりませんでした。スペインでは、その美味しさから昔から食用にもされてきました。メリノ種は、食用としては希少な品種なのです。

スペインを代表する
食材のひとつです。
スペインでは古くから羊肉が親しまれてきました。特にコルデロ・レチャルのアサード(丸焼き)は、クリスマスや宴席などの特別な日に好んで食されています。コルデロ・レチャルは今まではスペインに行かないと食べられませんでしたが、2022年8月に輸入が解禁になりました。画像はモモ肉です。一本で約600g。ラム(生後1年未満の仔羊)の1/3ほどの重さしかありません。モモ肉とは思えない柔らかさです。

焼いて、少量の塩と
一緒にどうぞ。
コルデロ・レチャルの味わいは非常に繊細です。少量の塩だけで十分です。優しい甘い香りをお楽しみください。コルデロ・レチャルのラックは厚みがないため、フライパンやステーキグリルで焼くことができます。オリーブオイルをしっかりとかけ、香ばしく焼き上げるのがスペイン流です。骨にしゃぶりつきながら食べてください。お好みでレモンをかけても美味しくいただけます。香草を必要としない繊細な肉質をまずは堪能してください。

骨付きモモ肉もございます。
コルデロ・レチャルの骨付きモモ肉は全長 約29cm。塩とオリーブオイルで軽くマリネをして、オーブンで焼き上げるなど、こちらも素朴な料理に向いています。骨を持って肉に齧り付くのも一興です。柔らかくてジューシーです。まるで鶏肉のような繊細な旨味を感じます。

8月にはコルデロ・レセンタルも販売します。
コルデロ・レセンタルは、生後約3か月の羊肉です。レチャルよりも食べ応えがあり、羊肉らしさが垣間見えます。
文・白石さやか
撮影・八木澤芳彦