陸奥八仙『特別純米酒』1本 1800mL 15度
商品説明
陸奥八仙のスタンダードとして定番の1本。シリーズの中では最も穏やかな味わいではありますが、八仙はやはり八仙。しっかりと濃醇で優しい旨味があふれ、それでいて後味は雑味なくスッキリ。爽やかな甘みが広がり、香りも上品で落ち着きがあります。
火入れなしの「生酒」や1回火入れの「生詰め」、活性炭ろ過をしていない「無ろ過」などのバリエーション、そして多くの季節限定酒を持つ陸奥八仙の美味しさを毎日楽しむための定番としてはもちろん、その世界への入門編としてお試し用の1本としてもオススメです。
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販売情報 | 販売終了 |
【陸奥八仙を生んだ八戸酒造の歴史】
1775年創業で近江商人をルーツに持つ八戸酒造は長い歴史に翻弄されてきた酒蔵。1942年の企業整備令により近隣の酒蔵が強制的に統合され協同で酒造りが行われます。
1950年代に入ると経済も上向きお父さんの給料も上がり、それとともに酒の消費も増えて勝手口に一升瓶の木箱が置いてあるのが当たり前の光景になりました。しかし、当時はまだまだ普通酒の時代、戦前の協同組合的な組織も残り、品質の話は二の次に置かれていました。
1973年のオイルショックでそれまでの高度経済成長が終焉を迎え、日本が落ち着きを取り戻すと日本酒の世界でも「本物の酒とは何か?」が問われ始め、本醸造や純米酒といったカテゴリーが生まれるとともに、地酒が注目を集めます。
八戸酒造(当時は駒井酒造店)でも七代目の時にそうした高品質な酒を目指さねばと組合からの脱退を企図しますが、そう簡単には行きません。元々八戸酒造の施設だったものも組合のものとされ、組織を抜けるにはそこを手放さねばならず、さらに酒造免許さえ剥奪されるというのです。
しかし、1998年になると近所の酒蔵が休業、それを八戸酒造が借り受けることで自らの酒造りを追求する環境ができ、組合からも抜けるのです。こうして生まれた新しい日本酒は『陸奥八仙』と名付けられました。
その後、2009年にはついに元々の自社の施設を裁判で取り戻すことができ、そこに最新設備を導入することで理想とする環境で酒造りができるようになったことでさらに進化を遂げるのです。
現在は9代目の駒井秀介(ひでゆき)さんと伸介(のぶゆき)さんという若い兄弟を中心に酒造りを行っていますが、秀介さんは自分がかつて飲んだ酒に感銘を受け日本酒の素晴らしさを知ったように、今度は自分たちが造った『陸奥八仙』を飲んで日本酒が好きになったと思ってもらえることを目標にしています。
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八戸酒造の酒は酒の命である米に、厳しい気候にも耐え抜いてきた県内の厳選した農家から提供される無農薬・無化学肥料での自然農法で作られた米を使用しています。これに八戸大地の石灰岩層から湧き出る良質の水を仕込みに用いることにより、繊細かつ力強い陸奥ならではの「田の心」と、農家の人と蔵人たちの思いが伝わる、美味しい酒を生み出すことができました。今後も「地の酒」としてあらゆるお客様に自信をもってお薦めすることができる、と考えております。