移住して知る、新鮮な山菜の美味しさ。
山形県の天然「月山筍」を産地直送
「月山筍(がっさんだけ)」の正式な名称はチシマザサ(千島笹)と言います。
積雪の多い日本海側や高山帯に自生する笹で、5〜6月の若芽を収穫して食されます。冬季の雪の重みで根元が曲がることから、一般には「根曲がり竹(ネマガリタケ)」の別名で広く知られ、非常に美味だとして熱心に採取される山菜の一つです。土地によっては「姫竹」「細竹」などの別名で呼ばれます。
えぐみがなく、少し火を通すだけで食べることができる、この季節だけの旬の山菜です。
月山筍は、出羽三山(月山、湯殿山、羽黒山)周辺で採れる根曲がり竹のことを指します。私が山形県の西川町を訪問した5月27日は、さくらんぼがまだ店頭に並ぶ前の時期ということもあり、各地の道の駅では目立つところに並んでいました。
この時期、山形県の蕎麦屋、山菜料理店でも、天ぷらやみそ汁などで見る機会も多いと思いますので、訪れた際は、是非とも召し上がってください。
2026年5月27日 (株)食文化 赤羽冬彦
収穫する人がいるから食べられる。1日8時間、山に入ります。
千葉県から移住した「市角隼乙 」さん
今回お届けする月山筍は、市角さんが収穫したものをお届けします。市角さんは、生まれも育ちも千葉県。大学を卒業後いくつかの仕事を経験した後、本人が「偶然」というように、縁も所縁もない山形県西川町に2024年25歳の若さで移住しました。
市角さんは昔から田舎暮らしにあこがれがあり、農業にも興味があったそうです。そこで、リゾートバイト感覚で全国の土地のお手伝いをしながら旅をしている中で訪れた土地の一つが西川町でした。
地方で過ごすうちに損得無しで人に与える田舎の文化が好きになり、千葉県に戻った後も移住への想いが強くなります。そこで、田舎暮らしを考えて全国の安い空き家がないか調べていたら、偶然にも自分の知っている西川町が真っ先に出てきたので、これは運命だとそのまま移住します。
この地で暮らすためには仕事が必要で、さっそく西川町の町役場に相談に行ったところ、一年間の期間限定で町役場の職員にならないかという話を受け、そのまま就職。そこで担当した仕事が、野生動物の駆除です。自分でも狩猟免許を取り、実際に熊や猪の駆除し、熊が出たら罠を仕掛けるなどをしました。
山深い土地である西川町では住民の平均年齢も高く、すすんで危険で重労働の仕事をしたがる人間も少ないため重宝がられたと言います。
興味のあることは何でも試してみる。
炭焼きや農業、自然資源を生かして野草試飲会もやったりととても活動的な人です。
その根底にあるものはこの土地が好きであることと、すたれていく文化を守りたいという気持ちです。私が町の施設で市角さんと話をしていたところ、ご年配の方が近づいてきて「あの薬草茶、美味しかったよ」と話しかけていきました。この土地の人たちから頼られる存在になっています。
きつくて誰もやらない。
そんな仕事が、自分にははまりました。
移住して知ったことの一つが、新鮮な「月山筍」の美味しさ
市角さんはこの地に来るまで「月山筍(ネマガリダケ)」の存在を知らなかったそうですが、町のいたるところで目にするので自然と知ることとなります。そして、新鮮な月山筍を食べて、あまりの美味しさに驚きました。
自身も山で獣の駆除をしていたこともあり興味を持ち、月山筍採りの名人を紹介してもらいました。
「皆つらくて辞める。マジできついぞ。」
会うなり師匠から言われた言葉です。今まで10人以上を山に連れて行ったそうですが、誰も二回目を登る人はいなかったのです。
それもそのはず。装備を整えて山に入るのは午前二時。ヘッドライトをつけて片道約2時間かけて標高1504mの湯殿山の山頂付近まで行きます。多少の雨もお構いなしで、4時間ほど険しい山道を歩き回って収穫します。背中には収穫した月山筍が、20〜30kgもある中で、山道を上下することは想像を絶します。そして2時間ほどかけて帰ってきたら昼の11時。
しかし、そんなきつい仕事も市角さんにはピタリと、はまったそうです。月山筍は、採らなければ背の高い笹が生い茂ることになり、その笹林では生えてこなくなります。月山筍を採ることは、山を整えるという意味でも必要なことです。近年、全国各地で松茸が生えなくなっていることも、山の手入れをする人がいなくなったためで、全く同様の理由です。
年々、月山筍は取る人が減っています。市角さんは「人にも喜んでもらえて、自分も好きでやれるなんてすばらしい」と6月の一ヶ月は、連日山に入って収穫をします。
信仰の山「月山」
出羽三山は、山形県の中央にそびえる羽黒山(414m)・月山1,984m)・湯殿山(1,500m)の総称です。
約1,400年前、崇峻天皇の御子の蜂子皇子が開山したと言われる羽黒山は日本有数の修験道の聖地です。
出羽三山の中でも、山頂部がなだらかな「月山」は、特大の存在感を誇ります。月山は山形県にある日本百名山のひとつで7月まで夏スキーの名所としても有名である他、山頂には神社があり、毎年多くの人が訪れる霊峰です。
気温30度を超えてくる6月のさくらんぼのシーズンでも月山の山頂には多くの雪が残っています。新幹線の停車駅である「さくらんぼ東根駅」あたりからも良く見えます。どれが月山か知らなくても、一番存在感のある山を探してもらえばすぐわかるはずです。
月山筍(根曲がり竹)の下処理の仕方
複数の配達期間が選べます
6/1〜6出荷◇ 産地直送 極太「月山筍(根曲がり竹)」山形県産 特選品 約1kg ※冷蔵 市角隼乙さん
6,480円(税込)
- 販売中 在庫数 5
- 「月山筍」山形県 市角...
複数の配達期間が選べます
6/1〜6出荷◇ 産地直送 「月山筍(根曲がり竹)」山形県産 無選別品 約1kg(大〜小込) 簡易箱 ※冷蔵 市角隼乙さん
4,500円(税込)
- 販売中 在庫数 25
- 「月山筍」山形県 市角...











